書籍のうち、小説をはじめとする文学のレビューです。
文学レビュー『Marcellin Caillou』(Sempé)
「プチ・二コラ」で有名なサンペ(Sempé)が書いたジュニア向けのお話『Marcellin Caillou』。
理由なく顔が赤くなってしまうことで悩む少年マルスラン。
彼はやはり特殊な悩みを持つルネと出会って…。
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文学レビュー『Catherine Certitude』(Patrick Modiano)
欧明社時代に買った仏語の文庫を読破中です。
ノーベル賞作家、Patrick Modiano(パトリック・モディアノ)が、子供のために書き下ろした「Catherine Certitude」。
NYでダンス講師をしているカ...
文学レビュー『鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室』(エリック・フアシエ)
鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室/早川書房/エリック・フアシエposted with カエレバ楽天市場Amazon
19世紀前半のパリが舞台のミステリー!
ハヤカワ・ポケットミステリのシリーズから、昨年出版されたばかり...
文学レビュー『パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏ツアー』(ソフィー・エナフ)
パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツアー (ハヤカワ・ミステリ) posted with カエレバ楽天市場Amazon
以前ご紹介した、ソフィー・エナフ『パリ警視庁迷宮捜査班』(原題:Poulets Grillés)の続編です。パ...
メグレ警視 <世界の名探偵コレクション10より>(ジョルジュ・シムノン)
メグレ警視 /集英社/ジョルジュ・シムノンposted with カエレバ楽天市場Amazon
3月17日、パトリス・ルコント監督の新作映画『メグレと若い女の死』が公開されました。原作は、言わずと知れたフランスが誇る推理作家、ジ...
文学レビュー『茶色の朝』(フランク・パヴロフ)
茶色の朝 /大月書店/フランク・パヴロフposted with カエレバ楽天市場Amazon
今回は、少し衝撃的な内容の作品をご紹介。『茶色の朝』は、フランク・パヴロフが1998年に書き、その後ベストセラーになった"Matin ...
文学レビュー『パリ警視庁迷宮捜査班』(ソフィー・エナフ)
パリ警視庁迷宮捜査班 /早川書房/ソフィー・エナフposted with カエレバ楽天市場Amazon
ハヤカワ・ポケットミステリのシリーズから、パリを舞台にした作品を見つけました。ソフィー・エナフ『パリ警視庁迷宮捜査班』(原題...
文学レビュー『異説ガルガンチュア物語』(谷口江里也)
フランスのルネサンス期に活躍した作家、フランソワ・ラブレー(François Rabelais)の代表作『ガルガンチュア物語』をもとに、読みやすく改変したのが、本書『異説ガルガンチュア物語』です。
『ガルガンチュア物語』は、...
文学レビュー『フランス怪奇小説集』(A.デュマ、M.ルブラン 他)
ジュニア向けのコーナーから見つけてしまった『フランス怪奇小説集』。何ともそそるタイトルではありませんか?この本には、13篇もの怪奇短編小説が収まっています。
この中で一番有名なのはマルセル・エイメの「壁抜け男」かなと...
文学レビュー『ボージャングルを待ちながら』(オリヴィエ・ブルドー)
エキセントリックなママ、ママの世界観を守るパパ、そして語り手の「ぼく」。この三人家族はいつも幸せそう。ニーナ・シモンの「ミスター・ボージャングル」のレコードをかけながら、パパとママはいつでもダンスに興じ、毎晩のように大勢の客をアパ...