日本から来ている友達2人に付き合って、ハードスケジュールでパリ観光をしました。
コンシェルジュリー、サント・シャペル、ノートルダム大聖堂、ベルサイユと来て、そのあと、ベルサイユの少し先の小さな村(Montfort l’Amaury)にある、ラヴェルの記念館に行きました。
「ボレロ」で有名な音楽家、ラヴェルが晩年に住んだ家が、記念館として公開されているそうで、私は友達に聞くまで、そんな記念館があることを、まったく知りませんでした。
小さな村なので、ベルサイユからの電車も一時間に1本。
さらに駅から記念館までは、タクシーを使わないと行けないそう。
なので、ベルサイユからタクシーに乗ってしまいました。
高速を使って、ちょっとリッチな気分。
ところが、村に入って後少しで目的地、というところで、停止している救急車に行く手を阻まれ。
救出中らしいので、文句は言えないけど、一方通行の小さい路でタクシーは動かなくなってしまい、そこで降ろされました。
記念館まで歩いてすぐだったのが幸い。
事前に予約をしておいたはずなのに、記念館のマダムは「今日は予約入ってないけど」とおっしゃる!
「でも、良くあることよ」と言って、中を見せてもらいました。
ラヴェルの、少年がそのまま大人になったかのような暮らしぶりが分かる家でした。
ちょっとしたおもちゃがいっぱい。壁にも自分で描いたという絵がたくさん。あと、浮世絵もいっぱいありました。
庭からは、村全体が見渡せて、とても綺麗。
友達は、ピアノを弾かせてもらっていました。
さて、帰り道。
バスがあると思ってたのに、マダムが言うには「滅多にない」とのこと。
そこで観光局に電話して、タクシーを頼んでくれました。
ところが、観光局に行くと、「タクシーがまったく捕まらないの。村の全部のタクシー会社に電話したんだけど、全部出払ってるって」と、受付のお姉さんに言われました。
駅まで1時間の道のりを歩くか?? って青くなったけれど、お姉さんが記念館のマダムに電話してくれて、結局、マダムが駅まで車で送ってくれることになりました。
マダムを待つ間、観光局の人にチョコレートを恵んでもらっちゃったりもしました。
なんて親切なんでしょう。
マダムが車でかなり飛ばしてくれたおかげで、電車にも間に合いました。
(これ逃すとパリ行きは1時間後だし)
人からの親切で成り立った今日一日でした。
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