『パリで出会ったパン屋さん』

パリで知り合ったお友達の本をご紹介。
『パリで出会ったパン屋さん』は、著者の西村美咲さんが、自分で美味しいと思ったお店だけに、実際に取材を申し込み、各パン屋さんのこだわりなどを紹介したもの。
本で紹介されているパン屋は8つ。これは、本当に、本当においしいと思ったパン屋さんだけを美咲さんが厳選して取り上げてあるのです。

彼女とは、ワーキングホリデー時代に出会いました。
フランスに滞在するのなんて初めてで、不安だった私に、メールでいろいろと教えてくれた恩人です。
同業者だからか、のんびりとした性格が似ているからか(?)、パリでも東京でも、ときどきお茶したり、おしゃべりしたりと仲良くしてもらっています。

「パリの○○通り近くで、いいパン屋さん知らない?」とたずねると、すぐに半径1kmくらいで、お勧めのパン屋さんをピックアップしてくれます。
歩くパリのパン屋データベースですね(笑)

本の最初に載っている「コラン」もそのひとつ。
紹介してもらった中で、去年私が滞在していたアパートから一番近かったパン屋さんです。
お店の開店している時間が、私の生活サイクルと合わず、3回目の来店でようやくパンを買うことに成功。
バゲットとクロワッサンを購入し、すっとんで部屋に帰って食しました。
パンのコンクールでいくつもの賞を取っているというコランさんのパン。
10年くらい前、初めてパリを訪れ、初めて本場のクロワッサンを食べたとき、その甘さと香りにびっくりしたのを思い出す味でした。

本を読むと、14歳のときから失敗を重ねながらパンの修行をしたというコランさんのエピソードが載っていて、とても親しみを感じてしまいました。

他のお店にも、パリに行くたびに少しずつまわってみたいと思います。
フランス人の日常に欠かせないパン。
パン屋(ブーランジュリー)も、フランスの文化です。


パンとアルファベットをモチーフにした表紙のイラストも、すごく可愛いですね。

『パリで出会ったパン屋さん』(西村美咲 著/millebooks)

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