革命記念祭(キャトルズ・ジュイエ)

7月14日は、革命記念日のお祭りでした。
革命の発端となるバスティーユ襲撃があったのが、1789年7月14日です。

毎年、シャンゼリゼで軍隊のパレードが行われ、夜にはエッフェル塔に花火が上がります。
朝から街中大騒ぎ。

軍隊のパレードでは、まず大統領であるサルコジさんと、外国からの要人が自動車でシャンゼリゼからコンコルドまでを走り、空には空軍の飛行機が飛び交いました。

そのあと、軍隊の行進!

ビシッと銃を構えて、足並みそろえて行進する姿を、マドレーヌ寺院前で見ました。
小隊ごとに、コスチュームが違っていて、迷彩柄、シンプルなグレーの兵隊服、ベルバラに出てくる近衛兵のような制服などなど。
それぞれ、意味があるんでしょうね。
友人が言うには、更生のために軍隊入りした人達の隊もあったとか。よく知らない私から見たら、みんなかっこ良く、特に女性が凛々しかったです。

この日、毎年オペラ・バスティーユのスペクタクルが無料になります。
早くから並ばないと、席がなくなってしまう。
いつもは13時くらいから始まるのが、今年は16時から。それでも朝から並んでいる人がいました。
折りたたみ椅子やサンドイッチを持ってきて、ピクニックでがてら長時間待っているよう。
今年はオペラ・バスティーユが20周年だそうで、特別な出し物だったようです。
残念ながら、今回は見送りましたが、以前に見たときは、3時間くらい並んで、割といい席で、すばらしいバレエを見ることができました。

オペラ・バスティーユ以外でも、街のいたるところで、コンサートが楽しめます。
軍隊のコンサートが14時過ぎから、オペラ座前やイタリア広場、ナシオン広場などなどで開かれていました。

私はオペラ座前に見に行ったのですが、なんとオペラ座前の広場に戦車がずらっと展示(?)されていて、子供たちが乗せてもらってました。
こんなに間近で見るのって初めて。
その後ろのオペラ座の外階段で、軍隊が音楽を奏でていました。

ふらふらとパレ・ロワイヤルの方まで歩いていったら、バラをもらいました(笑)
コロンビアとフランスの友好の印だそうで、無料で立派な花が配られていて、記念日らしい、華やかな風景となっていました。

さて、夜の花火に向けて、夕方ごろ、エッフェル塔前のシャン・ド・マルス公園で場所取り。
花火は23時ごろからなのですが、その前にロックのコンサートがあり、フランス音楽界の巨匠、Johnny Hallidayが歌うとあって、混むのは必須。

しかし、予想以上に凄かったです!
ゴザを引いて場所取りしてて、最初は持ってきたサンドイッチとか食べてピクニック気分だったけど、コンサートが始まると、だんだんみんな白熱してきて、立ち上がり、歌いだし、騒ぎ出し・・・。
数時間、飽きることなく盛り上がっていました。
コンサートの終わりには、人が通れないくらい、すごい混みようでした。

コンサートが終わった後、約30分後、やっと花火の開始です。
今日一日、このために待ち続けた気がする!

今年はエッフェル塔の120周年記念とのことで、前々から街中に花火の宣伝ポスターが貼られていたので、期待も大◎
いったん、エッフェル塔の明かりが消えたと思ったら、塔の建設が始まった1885年の文字が浮かび、塔の足元から少しずつ建設されていく様子が、投影されました。
それから、映像と音楽と花火を用いて、2009年の今年までの歴史を追う演出でした。
その間、エッフェル塔は赤く染まったり、国旗の三色に色分けされたり、踊りだしたりと、忙しいこと。
花火はエッフェル塔の左右に飛び出るものと、後ろで丸く上がるもの、前で上方に上がるものと色々で、あっという間の30分でした。

待っただけに、もうちょっと見ていたいなーという感じでした。
でも、シャン・ド・マルスから見られて良かったです。

7月14日、最後の予定は、帰宅。
100万人の人が集まったそうなので、メトロに乗るだけで大変でした。
待ったり混んだりするのに慣れていないフランス人は、もうこりごりって言ってましたが、私はもちろん、また行きたいです。

日本の花火や、スタジアムでのライブのときの混みように慣れてますからね。日本人はね。

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