パリ5区、ボン・マルシェデパートのすぐ近くに、「奇跡のメダル教会(Chapelle de la Medaille Miraculeuse)というものがあります。
たまたま通りかかったとき、人の出入りの多い門のようなものがあって、不思議に思って近づいてみると、「奇跡のメダル教会」と記してありました。
一般人が入ってもいいのかな? と思いながら門をくぐると、細長い中庭のようなものがあり、左の壁には聖職者らしき人たちの彫刻や、いろいろなストーリーが刻んでありました。
奥まで行くと、そこにチャペルが。
ちょうどミサの最中だったらしく、中は満員なので、チャペルの外で少し待つことにしました。
近くには、教会内部などの写真が印刷されたポストカードなどが置かれていて、自分で取ってお金を入れておく仕組み。
日本語のポストカードがあったので、1枚買いました。
そのとき、突然、日本語で話しかけられたのです。
「日本人の方ですか?」
振り向くと、年配のシスターが微笑みながら立っていました。
もちろん、その方は日本人ではありません。
びっくりして、「はい」と答えると、「昔、日本にいたことがあるので、日本語で説明しますよ」と言ってくれました。
なんでも、この教会の支部のようなものが神戸にあり、シスターたちは入れ替わりで日本支部にも行くのだそうです。
このシスターも、15年ほど、日本に住んでいたそう。
今は、パリのこの教会で、日本人観光客に、日本語で教会の説明をし、「メダル」を布教しているのだそうです。
さて、「奇跡のメダル」とはいったい何のことなのでしょう?
コメント