土曜日。週末なのに暇。
と思ってパリスコープ(パリのイベント情報誌)を見たら、アンヴァリッドで無料のコンサートがある。
しかも曲目はシューベルト他。
アンヴァリッドはうちからも近いので行ってみることに。
アンヴァリットにはなぜか無料でスムーズに入れたものの、会場となっている部屋の前にはたくさんの人だかりが。
どうも、予約した人たちだけでいっぱいで、私のようにイキナリ来た人は入れないらしい。
無料だし。
帰ろうかな~、と思ったら、偶然にも友達に遭遇!
アジア人は他には誰もいなかったので、お互いすぐに気づく。
その友達から、今日は街を挙げての「ミュージアム・ナイト」と言うことを教えてもらいました。
今日、5月14日はパリ中の美術館・博物館が18時~深夜1時まで無料で開放されているとのこと!
ああ、だからアンヴァリッドにも、ずいぶんストレートに入れたわけだ。
なんか変だなあとは思ったんです。
コンサートはあきらめて、アンヴァリッド内にある、「軍事博物館」に二人で行くことにしました。
ここは、毎月第一日曜日でさえも無料にならないところ。
歴代の王やナポレオンにちなんだものがいろいろ。
結構見ごたえあり。
ついでに、アンヴァリッドの裏にある「ドーム教会」へ。
ここには、ナポレオンのお墓があるのです。
かなーり立派!!
背が小さかったと言われるナポレオン。棺は彼の何十倍もあるのでは?
お墓をお金を取って見せるという感覚は、どうもなじめないけれど、ここに本当にナポレオンが眠っている、というのはなかなか感慨深いものがあります。
友達は、他にもこの近くの美術館について調べてあったので、私はついて行くことにしました。
「モード博物館」という、昔のドレスや服飾が展示してある美術館と、かのバカラのコレクションが展示されている「バカラ博物館」にお邪魔。
無料と言うのは素晴らしい。
バカラ博物館は、本当に豪華でした。
きらきらしたガラスの作品がたっぷり。
部屋によってはお値段のついているものも。
入り口のドアに日本語で案内が表示されているのを見ると、どうも日本人の多くが、ここでお買い物するみたいね。
私には手が出せませんが。
今夜はヴェルサイユも夜のライトアップがされているようなので、行こうと思ったけれど、残念ながらヴェルサイユ行きのRERが終わってしまってました。
友達はうちからも近い同じ16区に住んでいるので、最悪歩いて帰れる美術館ばかりをメモしてきてたみたいだけど、たっぷり歩いて疲れたのでAM1時になる前に帰る事にしました。
この「ミュージアム・ナイト」、今年から始まった試みらしく、もしかしたら来年もあるかもしれません。
ルーブル美術館もオルセー美術館も無料で入れるチャンスなので、来年もパリに居る人は、調べてみてくださいな。
*情報は2005年現在のものです。
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