モスクは、言わずと知れたイスラム教の礼拝堂。
パリの観光スポットの中で、最も異国情緒あふれる場所ですね。
礼拝堂だけでなく、サロン・ド・テやレストラン、ハマムも併設されています。
その近くを通ることは何度もあったのですが、最近、初めて礼拝堂の中に入りました。
金曜日以外は、誰にでも内部を公開しています。
礼拝堂の入り口は、植物園に面した方とは反対側のキャトルファージュ通りのほうにあります。
星と月のマークが入口の目印。
入場料を払うと、受付のムッシューが「写真撮影は自由だよ」と教えてくれました。
実に開かれたイメージです。
もちろん、信者が祈る場所などは立ち入れないのですが、素晴らしい回廊や中庭は自由に見学できます。
イスラム教は偶像崇拝はないので、仏教やキリスト教みたいに、人の形をしたシンボルはありません。でも、壁にも床にも、幾何学模様の装飾がとても美しく施されています。
入口を入ってすぐのところに庭が、回廊の中央に中庭があり、どちらも手入れが行き届いていて、とてもきれいでした。
のんびりと庭を見学しているだけで、旅の疲れも取れそうなくらいですね。
パリにいるのを忘れてしまいそう。
さて、神聖な場所を見学した後は、サロン・ド・テでゆったりお茶でもしたいところ。
入口は礼拝堂とは反対側にあります。
ここも緑に囲まれていて、心地よかったです。
奥にあるレストランから、美味しそうな香りも漂ってきました。
定番の飲み物が、甘いミントティー。
飲み物はほとんど2ユーロなのも嬉しいです。
アラブでは良く飲まれているというこのミントティーですが、まろやかに甘く、ミントの香りがしつこくなく、思っていた以上に美味!
私が家でミントティーを淹れると、なんだか苦くなってしまうのですが。
抽出しすぎないことと、思い切って甘くするのがコツなんでしょうか。
パリのスーパーでミントティーを買い、日本に帰ってからも時々飲んでいます。
そのくらい美味しかったです。
こうしたモスクを始め、アラブの文化施設やレストランなども豊富なパリ。
イスラムの情緒を味わいに行くのもいいですよね。
★モスク(グランド・モスケ・ド・パリ Grande Mosquee de Paris)
https://www.grandemosqueedeparis.fr/
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