パリからTGVで1時間くらいのところにルーアンという街があり、ここはジャンヌ・ダルクが処刑された場所。
彼女を偲び、毎年命日近くの土日にジャンヌ・ダルク祭が開かれています。
今年はそれが5月28、29日。
お祭り好きの私は、早速それに合わせてルーアンに行くことにし、ルーアンまで行くなら、さらに1時間ほど先にある、ル・アーブルまで行ってしまえ。
ということで、ノルマンディ旅行をすることにしました。
ル・アーブルは、現在、週末2泊すると1泊の値段でホテルに泊まれるキャンペーン中。
これは2泊するしかないでしょう。
列車も土曜をはさんで往復すると安くなります。
ル・アーブルとその近くの街に行き、帰りにルーアンに寄るという3日間の旅になりました。
ル・アーブルは、モネやブーダンといった画家が、その港の景色を描いたことで有名。
モネが見たその海をこの目で見ることも、旅の目的のひとつです。
1日目。
パリ・サンラザール駅から電車でまっすぐル・アーブルへ。
お昼頃に到着。予約してあったホテルに行くと、ホテルの人は実に親切に迎えてくれました。
国鉄の駅からすぐのところにある、ホテル・ル・グリーン。
2つ★ホテルで、こじんまりとしていて、お部屋もかわいくてなかなか◎
受付では、ル・アーブルの街について書かれたものを、パソコンからわざわざ印刷してくれました。
そして、2泊で1泊料金キャンペーン(正確にはBON WEEK-END EN VILLESという)のパンフレットにハンコを押してくれて、これを観光局に持っていくと、プレゼントをくれるよ、と教えてくれました。
なーんて素敵なんでしょう。
でも観光局は海のほうにあり、駅とは反対側。
とりあえず、ル・アーブルからエクスカーションする街へのバスの路線を調べに、駅に戻ることに。
ル・アーブルからはさまざまな街へバスが出ていて、どの街に行くかも絞りきれておらず、バスの時間も分からない。
駅の横にあるバスの事務所に行って、「オンフルール行きのバスの時刻表をください」と言ったら、
「オンフルールなら、今バスが来てるわよ。もうすぐ出るわよ。往復なの?帰りの時間はこうよ(と言って紙に書いてくれた)。早く行かないと出ちゃうわよ!!」
とせかされたので、時刻表はもらえなかったけど、とりあえずオンフルールに行くことにしました。
本当は初日はエトルタに行こうかと思ってたんだけど。
こういうのも旅の醍醐味!
(つづく)
★写真は、オンフルールの旧港の風景です。
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