ノルマンディ・印象派の旅4 ル・アーブル

ル・アーヴルの海岸

エトルタからル・アーヴルに戻ってきたのが2時ごろ。
ル・アーヴルの海岸近くでバスから降りました。
駅まで行っちゃうと、ちょっと遠いから。

海岸のそばには観光局があり、昨日ホテルでもらった紙を持っていくと、2泊で1泊キャンペーンの一環として、お土産をもらいました。
テーブルクロスみたいのと、ポストカード、地図などなどたっぷり。
うーん、素敵。

観光局を出ると、目の前は港。
オンフルールの旧港とはまた違い、かなーり広い!
たくさんのヨットが停泊していて、遠くでは貨物船がゆったりと海の上を進んでいる。

ここの浜辺は、フランスの中でもとても長い方らしく、遠くまで砂浜が広がっている。
海辺にはシャワー室なども設置されていて、夏には海水客でにぎわうんだろうな。
そして、海のそばを歩いていると、「印象派の画家がここでル・アーブルの海を描きました!」っていうパネルが設置されている。
3つあるそうだけど、私はモネとブーダンしか見つけられませんでした。

海の近くに、この街でたぶん一番大きな美術館「マルソー美術館」がありました。
「クールベからマチスまで展」というのをやっていて、印象派を丸々含んだ時期の画家をクローズアップしているみたい。
ホテルの人に「日本人は印象派が好きだよねー」と言われて、はい。典型的な日本人なので、私。
やっぱり一番心和む絵だと思う。
少し前の時代の宗教画は私の部屋にそぐわないし、現代になってくると難しくなるし。
何より、フランス自体が印象派の作品達を誇りに思っているはず。

この美術館でもあるある。
クールベ、コロー、ドガ、ルノワール、モネ、マネ、セザンヌ・・・。
もちろんシスレーとピサロも!
日本に来たことのない絵がいっぱい。

2階に上がると、すごい。ブーダンだらけ。
昨日のオンフルールのブーダン美術館には、当のブーダンの絵はあんまりなかったのに、ここはすごい。
数百点のブーダンの作品が飾られている。

あと、マチスは少なかったけれど、初期の作品があって、これもとっても満足です。
ちなみにマルソー美術館は、秋からしばらく改装のため閉館するそうです。
よかった、この時期に来て。

美術館を出た後、「自然史博物館」というところが開いていたので入ってみたら、いきなりアンケートを書かされました。
思いっきりフランスに住んでる人向けのもの。
国を書く欄はないのに、住んでいる街の郵便番号を書く欄があるんだもの。
アンケートをその場で書いたら、入場料無しで入れました。

海や火山や、動物の剥製や、いろいろなものに関する展示があったけど、生きたねずみが、水槽みたいな箱に入っていてびっくりした。

その隣の水槽には珍しい虫が入ってるらしく、ゴキブリみたいな形だけど、ゴキブリよりも気持ち悪い(黒と黄色の模様なの)、大きな虫がうごめいていたのにはびっくりした。
こんなのが部屋に居たら、失神する!

あとは、奇形の動物の剥製にはちょっと胸が痛んだ。
足が6本あるウサギとか・・・。
何気なく入った博物館だったけど、なかなかに充実していました。

ル・アーヴルのノートルダム寺院に行ったら、ちょうど結婚式が終わったところで、寺院の鐘が鳴り響く中、新郎新婦とお祝いの人たちが寺院の入り口に集まっていました。
街中にお祝いの鐘の音が流れるなんて。
素敵です。

そのあと、夜まで港や街を歩き回りました。
途中、屋内マルシェでりんごを買ってかじりつつ・・・。

時間と体力があったら、もっともっと遠くまで見てみたかったな。

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