バガテル公園・薔薇と孔雀

今日はいいお天気。
うちの近くにはブーローニュの森があって、その中にさらにいくつか公園があるのだけれど、バガテル公園というところのバラ園が、ちょうど旬とのこと。
行ってみました。

でも、ブーローニュの森はとにかく広い。
分かりやすい道を選んだはずなのに、しっかり迷いました。

人に道を尋ねつつ、かなり歩いてたどり着いたバガテル公園。
いいお天気どころか猛暑になってきてしまって、正直、引き返そうかと思ったりもしました。
しかし、ここまで来たんだし、と3ユーロ払って入園しました。

よく見ると、公園の前には車がずらり。
車で来るのが便利ですよね。
私は徒歩しか手段がないのです。

さて、公園に入ると、最初はうっそうとした木々が両脇にある道が伸びていて、そこを進んでいくと急に開けて、広い広い芝生になりました。

人も少なく、秘密の場所を見つけたような気分。
(もうちょっと行きやすくて無料なら・・・)

さらに歩いているとバラ園に行き着きました。
バラが幾何学的に並べられていて、とってもキレイ。
よく手入れされているなあ。

バラ園の中のベンチで一息ついていると、目の端に動くものが映った。
誰かが犬の散歩してるのかな、と思って振り向いたら・・・。かなりびびった!
孔雀だったんだもの。
大きなオスの孔雀が、すぐそばをゆっくりと歩いていく。
触ろうと思えばできる距離!

孔雀って、意外と大きくて、色が鮮明なのね~。
と、最初はポカーンとしてしまったけれど、慌てて写真を撮りました。
でも、少しだけ怖かったです。
手塚治虫の「火の鳥」を思い出すかのような、とても威厳のある姿でした。

バラ園を歩いていると、メスの孔雀も含めて10匹近い孔雀を見ました。
放し飼いをしているようです。
あと、種類は分かりませんが、鳩より少し大きい鳥や、白鳥も間近で見られました。
白鳥のための池はあるのに、子連れで芝生のほうに散歩に来てるの。
ここの鳥たちは、人間を恐れないのね。

バラ園やオランジュリーや、池や、沢や、様々な自然の景色が、このバガテル公園にはありました。
もうちょっと涼しい日ならのんびりできたのに。

帰り、また延々と歩いてうちまで帰りました。
もう、疲れと暑さのせいか、いくら歩いても進んでない気がした。
部屋に着いたときはグロッキー。

今度行くときは、回り道で不便だけど、バスを使おう。

ちなみに、今、このバガテル公園ではショパンの演奏会をやってます。
毎日ではないけれど、夕方か夜から。
パンフレット欲しい方は声をかけてくださいね。

*情報は2005年現在のものです。

パリの街歩き05-06年 ワーホリ体験記
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