両国で、フランス語の舞台を見てきました。
日本語字幕つき。
モリエールの喜劇、『スカパンの悪だくみ』なのですが、俳優一人が8体もの人形を操って、9役をこなすというもの。
腹話術でもないのだけど、声音が微妙に変わり、それぞれの人形が生き生きと対話をする。
黒子もいないので、本当に一人で舞台を全部制さなくてはいけないので、すべての物の置きかたとか、場面切り替えのタイミングとか、台詞とか、ものすごく練られた演出なんだろうなと思いました。
とはいえ、人形と人形の間を動くときなどに、微妙に間があったりもするのですが、動きや表情でそんなに白けた空気を作らないのはすごいです。
話の内容は、スタンダードな喜劇という感じで、最後はすべてが丸く収まる。
シェイクスピアや、日本の歌舞伎も、もしかしたら初期のブロードウェイミュージカルも、伝統的な喜劇の話って、こういうストレートな落ちなので、安心して見てられますねー。
演出は、エミリー・ヴァランタンさんという、フランス人の人形師。
俳優はジャン・スクラヴィスさん。
2006年にフランス国内で絶賛を浴び、230回以上もの上演がされているそうです。
最後に登場人物が全員揃って幕となり、拍手喝采となるのですが、そのときに出てきて動いているのは、当然一人。
スクラヴィスさんだけ。
彼は人形に向けて手を差し出し、「彼らにも拍手を!」と煽りますが、当然ながら人形たちは動かない。
さっきまでは、生きているかのように動いていただけに、なんとなく寂しい感じがしました。
それだけ見事な舞台だったというわけですね。
東京のあとは京都でも公演するようです。
*情報は2010年10月現在のものです。
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