ワーキング・ホリデー体験記 公開中

2005年~2006年にワーキング・ホリデーでフランスに滞在したときのブログを公開しています。

ワーキング・ホリデー体験記

貴重な1年間をざっと振り返ると。

2005年の4月にパリへ到着。
トイレが共用の狭い屋根裏部屋を借りて7月まで滞在しました。
ここは、もともとはブルジョワの召使たちが使っていた部屋。
日本式7階にあり、エレベーターは使えず、裏口のような階段から上がらないと部屋まで行けませんでした。
本当に狭いので、ベッドはロフト。
シャワーはありましたが、半畳ほどのスペースをカーテンで区切っただけ。
廊下のトイレは汚くて、すぐ壊れる。
部屋の床はフローリングですが、ささくれ立っていて、スリッパは必須。
それでも、私にとっては念願のパリ暮らし。
この小さなスチュディオは、まさに城でした。

同じフロアにはいくつか部屋があり、日本人用に貸し出されていて、隣の部屋の子と仲良くなりました。
場所は16区だったので、治安は比較的いい方。
初めてパリで暮らす、貧乏日本人滞在者にはちょうど良かったんです。

語学学校に行ったり、ライターの仕事をしたり、旅行に行ったり、楽しい1年のパリ暮らし。
と思いきや、7月に日本に戻ることになりました。

父が危篤になったんです。
慌てて帰国。
でも、安いシンガポール航空を利用していたので帰るまでに20時間かかり、トランジット先のシンガポールから電話を掛けて、父と少し話すことができました。
空港からすぐに病院へ駆けつけ、一瞬、父と会話らしいものができますが、その後すぐに昏睡。
1週間、母と一緒に泊まり込んで看病しました。
そして、父は帰らぬ人となりました。

その後、葬儀などを終え、母としばらく一緒に居ましたが、母の「せっかく1年しかないんだから、パリに戻りなさい」という言葉を受けて、9月、再度渡仏しました。

ワーキング・ホリデー後半は、前のステュディオで出会った友人とルームシェア。

18区。大好きなモンマルトルのふもとに、2LDKの部屋を二人で借りて、よりパリらしい滞在をすることができました。

ワーキング・ホリデーの期間もあと半年足らず。

パリを歩き回り、フランス中を旅しまくり、近隣の国にも足を延ばしました。
また、日本人コミュニティでピクニックやホームパーティしたり、ルームメイトや私の家族・友達が日本から来てくれたり、充実した半年間でした。

今から思い返すと、波乱万丈な1年間でしたが、一生忘れない思い出がたくさんできました。

そんな日々に、書きなぐったブログを、あまり手を加えずに公開しています。

15年以上前、今よりさらに未熟だったころ、体験したままを書いているので、文章も写真もイマイチですが、今後、フランス滞在を考えている方への何かのヒントになればと思います。

★載せている情報などは当時のものです。

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