日仏買い物の仕方の違い

フランス人と話していて、日用品の買い物に行く、というのを、
「faire les courses」と表したら、日本で、しかも東京でスーパーとかに買い物にいくのなら、
「faire des courses」 じゃないかと言われました。
日本で、ってことは、フランスでは、「faire les courses」のほうがぴったりということです。

定冠詞と不定冠詞の違いですよね。

そもそも、フランス人の知人が、自国と違うなーと思った点が、この買い物の仕方だそうです。
つまり、日本人は、一週間のうちに何度も、ちょこちょこと買い物をする。
とくに主婦なら、今日はあっちのスーパーのこれが安い、明日はこっちのスーパーであれを買わなきゃ、となるわけで、一回にそんなにたくさん買わない。
「今日の夕飯は何にしようかなー」って言う場合は、今日の夕飯に必要な分くらいしか買わない。

フランスでは、たいてい土曜日に、1週間分をまとめて買うんですね。
日曜日や夜遅くはスーパーが開いてないし、共働きが多いため、どうしてもそうなるんだそう。

じゃあ、献立は? って聞くと、一週間分のメニューはなんとなく考えて買うらしいのです。
「火曜日はパンの日!」 みたいな安売りも、あんまりないんでしょうかね~。

なので、フランスでは、買い物は一週間分(pour cette semaine) なので、 「faire les courses」、
日本では、一部の買い物(pour un peu)なので、「faire des courses」 、
がよりぴったりじゃないかと、その知人は言うのです。

実際には、どっちを言っても通じますが。
買い物の仕方を取っても、スタンダードは日仏で違うのですね。

私がパリに住んでいたときは、やっぱりまとめ買いの習慣がないし、毎日ではなくとも、ちょこちょこ買い物をしていました。
でも、日曜日は開いてないので、土曜日はどうしても「スーパーに行っておかなきゃ」となってた気がします。
当時は、スーパーやデパートは基本的に日曜日に営業をしていませんでした。

近年、日曜日の商店や飲食店の営業が法律によって大幅に拡大されました。
フランスに行くたびに、お店の開いている時間が長くなっている印象です。
コンビニのような便利なチェーン店が増えたり、アジア系のスーパーで買い物をするのが普通になってきたりと、パリもだんだん便利になってきていますね。

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コメント

  1. 椿 より:

    私が20年近くサラリーマンしているので、結婚してから18年我が家は、月に1回雑貨の買出と毎週土曜日(または日曜日)に1週間分の食料の買出しです。となると、faire les coursesですね^^勉強になりました。Merci.
    Je vais faire les courses tous les samedis.
    (chaque samediまたはtous les weekends)かな?

  2. みらい より:

    > 椿さん。フランス流の買い物方法なんですね。フランス人でも、一人暮らしなら日本式の人も多いかも。「le samedi」だけでも、毎週土曜日を表しますよ。

  3. ferdinand より:

    うちは間違いなく定冠詞です。
    近くにスーパーがないので、自分が運転できる週末しか買い物できないんですよね。だから3人家族なのに買い物は凄い量です(苦笑)。

  4. みらい より:

    椿さん>
    すいません、vaisは、買い物に「行く」という意味で使われたんですよね^^
    les samedis でも、chaque~でも、もちろん毎土曜日になりますよ~。
    コメントいただけると、ブログ頑張る気になります!
    ありがとうございます♪

  5. みらい より:

    Ferdinandさん>
    コメントありがとうございます。
    そっか、車がないとダメだと、週末になりますよねー。
    うちの母なんかは、毎日買い物に出てたので、それが日本式だと思ってましたが、それぞれですね☆

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