イル・ド・フランスの街シリーズ3 <Moret-sur-loing モレ・シュル・ロワン>

Moret-sur-loing(モレ・シュル・ロワン)。
2007年8月に訪れました。

ここは、かねがね行きたいと思っていた街。
印象派の絵画が好きなら聞いたことのある名前だと思います。
アルフレッド・シスレーが亡くなるまでの19年間を過ごし、ここの情景をたくさん作品に遺しているから。

Moret Veneux les Sablonds という駅から、20分以上歩きました。
そうしたら、急に現れるのです、シスレーが描いた塔が。
その手前に、観光局があったので、地図をもらい、塔をくぐって街へ。
シスレーよりも、もっと古い、中世を髣髴とさせる街並みでした。

5分も歩くと、また塔が現れて、その向こうに川があり、 シスレーが絵を描いたポイントが、パネルで表示されていました。
川沿いはずっと歩けるし、白鳥や鴨が泳いでるのを見ながら、散歩するのはとても気持ちが良いです。

一度、市街に戻って、カフェで軽食を取りました。
午後2時くらいでしたが、開いてる店が少ないからか、その店はすごく混んでいて、 注文してからもなかなか料理が出てきません。
結局、1時間くらい居ました。

他のお客はみんな、家族連れで、昼間からワインを飲んでる人もいるし。
でも、夕方5時くらいになったら、急に町にも人が増え始め、お店も次々にオープン。
夜の方が活気が出るようです。

街には「シスレーセンター」みたいのがあって、親切なマダムがいろいろ説明してくれました。

それから町中をぐるぐる歩いていると、大麦糖(キャンディ)の博物館がオープンしているのを発見。
入場料1.5ユーロ。
キャンディを一個もらい、展示パネルなどを見ていたら団体さんがやってきて、 一緒に大麦糖の作り方みたいなビデオを鑑賞。
この博物館の人も、とても親切で、分かりやすくゆっくりと説明してくれました。

事前調査どおり、すごく小さいし、有名なモニュメントがあるという訳でもない街ですが、時代をさかのぼったような街並みは、かえって新鮮です。
結局5~6時間いました。
なぜか飽きない町でした。

時々タイムスリップしに来るのにぴったりです。

イル・ド・フランス
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