ロワール旅行3 ナント

アンジェの友達のうちに泊めてもらい、ロワール旅行2日目。

アンジェの先にある、ナントという街に行くことにしました。
最初は友達も一緒のはずだったけど、学校の友達が帰国するので、そのパーティの準備をしなくてはいけないとのこと。
私が居ても邪魔だろうし、ナントへもまた一人旅です。

アンジェから約1時間。
ナントのいいところは、トラムがあること!
地下鉄とかトラムとかが発達している街は、歩くとしんどいところにも行けてすごく良い。
観光局に行って、ナント・デクーヴェルトというパスを買う。
これで、トラムに乗り放題、美術館入り放題!

観光局の近くにあるサン・ピエール大聖堂を見た後、早速美術館へ。
すごく新しい感じのする美術館で、1階はどうも現代美術。
2階へ上がると、古い絵画もいっぱいありました。

それから、トラムに乗って、ロワール川の近くまで行き、そこから丘を上がりました。
お目当てはジュール・ヴェルヌ博物館!
19世紀末という、私の好きな時代に、とっても夢のある冒険小説を書いたあのヴェルヌの博物館ということで、一番期待して行ったのに・・・。
なんか、工事中みたいで…。
時間も曜日も開館のハズなのに、これはどう見ても閉館中だ。がっかり。

それではと気を取り直し、近くにあるプラネタリウムとやらへ。
やっと見つけたはいいものの、土曜日は閉館日だそう。
ついていないタイミング。

それじゃあ、と、なんだかよく分からないけど、地図でこの近くにあるらしい職人組合の博物館へ。
迷いに迷って、小さな入り口をやっと見つけたら、そこに張り紙が。

「今日はお休みです」

どうも、周りが静かすぎると思いました。
景色は良かったですが。
あきらめて丘を降りました。

またトラムに乗って少し戻ると、旧市街があり、ここで降りたら、人もたくさん居て、とても活気がありました。

トラムの駅のすぐ前に印刷博物館があったので入ってみると、受付のマダムがとても親切に迎えてくれました。
さまざまな昔の活字印刷機がならんでいて、来た人に説明している人も居たけれど、早口のフランス語で聞き取れないし、時間もないからさっと見て終了。
デクーヴェルトを持ってるおかげでちょい見ができます。

そこから歩いていけるところに、自然史博物館と、ドレ美術館があるので、そこも見学。
どちらもなかなか見ごたえがありました。
宇宙大好きの私としては、自然史博物館の天文学コーナーが面白かった。
あと、信じられないくらい大きな鯨の骨や、気持ち悪いくらいにたくさんの鳥の剥製もすごかったです。

旧市街をぶらぶらしてたら、噴水のある広場が何やら盛り上がっている!
「レズビアン&ゲイのお祭り」が開催中!
大きな噴水の上に若者達が乗って踊っている。
寒いのに、水がかかっても平気みたい。
その周りでも踊ってる人や、私のようにぽかーんと眺めている観光客がいっぱいいて、とっても賑やかでした。

そのあと、リュ・ユニークの塔へ。
リュ・ユニークとは、フランスで有名なビスケットメーカーで、昔この塔がそのビスケットの工場だったそうです。
今は展望台と、イベントスペースになっています。
塔に上がると、自分でハンドルを回して、360度ビューを体験。
ナントの街並みを一望しました。

さて、一通りナントは見たけれど、アンジェに帰っても友達はパーティだしなあ。
しかも友達の家でのパーティなので、私の休む場所なんかないに違いない。
夜からは参加するにしても、まだ早いな、ってことで、意味もなくトラムに乗りました。
2番線の端から端までトラムに乗って、景色を堪能。
旧市街とは違って、田舎っぽいところもなかなか楽しいなあ。

20時半ごろ、駅に着いたら、アンジェ行きの電車がない。駅の人に聞いてみたら、次は23時発のリヨン行きだそうで。
疲れてしまったし、外はかなり寒くなってきたので、駅で待つことにしました。

やってきた電車は、なんと夜行列車。
かなり遠いリヨン行きの謎が解けました。

隣の席のお兄さんが親切で、明かりをつけたり消したりしてくれました。
せっかくだから、このままリヨンまで行きたいくらい。

しかし、夜行なのに、乗ってきた女子高生らしき軍団が、かなり騒いでいる。
トロフィーを持ってたから、どうも試合で優勝したらしいです。
アンジェに着く直前まで、掛け声を掛けたりして、騒ぎまくり。
私はすぐ降りるからいいけど、寝たい人は大変だ。
でも、なかなか貴重な夜行列車体験でした。

アンジェに着いたのは真夜中。
友達のうちのパーティも終わってしまっていました。
本当は朝まで騒ぐところを、私が「朝まで寝れないのは困る」と言っておいたせいで、友達は苦労してお開きにしてくれたみたいでした。
駅から友達の家まで行く途中、追い出されたパーティの参加者にたくさんすれ違いました。
まだ騒ぎ足りなそう。
(もちろん様々な国の学生さんです)
ああ、ごめんなさい&ありがとう。
実は、パーティを夜のうちに終わらせるのは無理だろうって思ってました。

おかげで明日の旅行もばっちり体力が持ちそうです。

★写真は、広場の祭りの様子

フランス地方05-06年 ワーホリ体験記
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