ベル・イル。
直訳すると「美しい島」。
キブロンから船で行ける島で、今回のブルターニュ旅行の目的の一つです。
前日にベル・イル行きの船のチケットを買っておきました。
朝9時発の船で、キブロンの港から出発。
船は、隅田川の遊覧船とあまり変わらない大きさで、2階もあり、デッキにも出ることができました。
が、かなり揺れる。左右に揺れるし、風が強いのでデッキには居られず、中から窓の外を眺めて約30分。
ベル・イルに到着です。
このあたりには、島がいくつかあるけれど、ベル・イルが一番大きく、自転車でも島一周はちょっと大変な大きさ。
そこで、現地のバスツアーに参加しました。
バスツアーでは、他のお客はほとんど年配の方ばかりで、しかも外国人は居ないらしく、ドライバー兼ガイドさんが、笑いを交えてフランス語で(英語は一切なし)説明をしながら島を回ってくれます。
印象派の画家、モネが滞在し、描いたという「コトン島の針岩(Aiguille de Port Coton)」、美しい海の洞窟、「ラポティケルリーの洞窟(Grotte de l’Apothicairerie)」、サラ・ベルナールの別荘があった「プーレン岬(Pointe des Poulains)」とサラ・ベルナール記念館、漁村の雰囲気が漂うソーゾンの街などを巡っていきます。
もちろん、途中下車をして、じっくりと写真を撮る時間もあり。
ただ、集合時間をガイドさんがさらりと言うので、絶え間なく喋るガイドさんの説明は聞き流していても、集合時間だけはしっかりと聞き取らないといけないのが大変でした(笑)
お昼は、ル・カフェ・ブルーというレストランで降ろしてくれますが、ランチ代は別料金なので、レストランに入るのは義務ではなく、少し歩くと海岸が見下ろせる原っぱがあり、そこでピクニックをする参加者も結構居ました。
私も、サンドイッチを持ってきていたので、ピクニック派。
周りには建物がほとんどなく、海と、草原。優雅だなあという思いにふけりつつ。
バスが回ったスポットは、どれも息を飲む美しさ。
岩と、海と、水平線、そして澄んだ空。
モネやベルナールが好んだのも、うなずけます。
ラポティケルリーの洞窟で写真を撮ろうとしていたとき、足元が絶壁だったため、見知らぬムッシューに「気をつけなさい!」と言われてしまいました。
つい、撮るのに夢中になってしまいますが、それでも、とても写真では伝わりきれないのが残念!!
帰りは18時の船で。少し時間があったので、港のあるル・パレを散策。
かわいい教会や、美術館になっている城と城壁、船や港を堪能。
そして、パン屋さんで、名物のクイニー・アマンと、ガレット・ブルトンヌを買って食べました。
バスの中では、一人外国人なのもあって、正直肩身が狭かったけど、十分に有意義な一日でありました。
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