中欧旅行記(ウィーン2)

ウィーン旅行の2日目。

この街をじっくり観光するのは、実質初日。
今日はウィーンの中心ともいえる、ホーフブルク(王宮)に行くことにしました。

ホテルからトラムを乗り継いで、王宮の庭の近くで下車。
王宮は、700年間に渡って増改築されてきた歴史があり、たくさんの建物が組み合わさっています。
さらに王宮庭園、フォルクス庭園といった複数の庭も持っていて、それぞれが広い。

私たちが最初に足を踏み入れたのは、フォルクス庭園。
観光客のみならず、地元の人もお散歩に来ていて、リードから開放された犬が自由に走り回っていました。

庭の端から入って、王宮入り口の正面の方へいくと、舗装された道があり、観光客を狙った馬車がたくさん。
しかも馬の毛並みの良いこと。

王宮では、フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリーザベト皇妃が日常的に使っていた部屋が公開されているそうで、わくわくしながら中へ。
オーディオガイド(日本語あり)を借りて、見学コースへ進むと、まずは豪華絢爛な食器調度のコレクションがお出迎え。

シャンデリアの下に並べられた、金銀のカトラリー、陶器や磁器の食器、伝統的な方法で折られたナプキンの数々など、かなりの数の美しい食器に出会えました。

が、数が多すぎる。広すぎる。
オーディオガイドも説明が詳しすぎる。
最初はのんびり見ていたけれど、なかなか皇妃の部屋にたどり着けません。
思った以上に時間がかかりました。

やっと食器コレクションを見終わり、上の階へ。
雰囲気ががらっと変わり、皇族のプライベートルームを、通称シシィと呼ばれて国民にも人気のエリザベート皇妃の生涯と共に見て廻ることができました。

姉のお見合いについていっただけなのに、見初められて皇妃になってしまったシシィ。
窮屈な生活に耐えられなくなり、旅行をしまくり、自らの美を保つためにストイックな生活をし、最後にはアナーキストに暗殺され。。。
でも、夫のフランツ・ヨーゼフは、生涯妻を愛したというのだから、幸せじゃないかな、と思ってしまいます。

私たちを迎えてくれた肖像画のシシィは本当に美しかったです。
写真撮影禁止なのが残念。

王宮を見終わった頃には、すっかり疲れてしまった私たち。
何時間中にいたんだろう。

お昼とお茶をかねて、ホーブルグカフェに入りました。
ちょうど混む時間なのか、注文を取りに来るのも、料理が出てくるのも、かなり時間がかかったけど、こっちも動く気がおきずに、のんびり待ちました。
デザートに頼んだのがザッハトルテ。
ウィーンに来たらぜひとも食べなくては!
見た目よりも重くなく、もうもう、美味でございました。

休んだ後、王宮に隣接しているアウグスティナー教会を見、そのあと王宮庭園を散策。
こちらも広く、季節もお天気も良かったので、ピクニックをしている人がたくさん居ました。
のんびりできる雰囲気が、街の中心部にあるっていいですね。
すぐそばに歴史的建造物があるのもすごいけれど。

王宮庭園
王宮庭園2

さて、疲れていますが、一日はまだまだ終わりません。
昼の長い夏時間、もう一観光ということで、王宮から歩いてもいけるシュテファン寺院へ。
ここもウィーンではかなり有名な観光スポット。
モーツァルトの結婚式が行われた場所でもあるそうですから。

繁華街にそびえ立つ寺院は、その大きさと重厚さに圧倒。
外壁をクリーニングしている途中のようで、掃除中で布に覆われているところがあって、少しだけ残念。
時間が遅かったためか、塔に登ることもできませんでした。
ちなみに、南塔は階段のみ、北塔はエレベーターがあるそうです。

この荘厳な寺院の前には、ガラス張りの現代建築、ハースハウスがあって、歴史とモダンが混ざり合った、不思議な区域でした。
ショッピングストリートもこの近くなので、当然かもしれないですね。

さて、明日は日帰りでブダペストのはずですが!?

(つづく)

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