ミュゼ探訪3 扇子博物館(Musée de l’Eventail)

パリ10区、レビュブリック広場近くにある小さな博物館をご紹介します。

以前、「ワーキング・ホリデー体験記」にも書いた、「扇子博物館(Musée de l’Eventail)」。
18世紀から現代までの、扇または扇子の技術、歴史、そしてアートがコレクションされています。
ここは、なんと、火曜日の午後2時~5時、週にたったの3時間しか開館していないのです。
というのも、ミュゼというより、普段はアトリエ(工房)だからなのですね。

建物の入り口には、小さくA4サイズの紙で、博物館の案内がされているだけ。
ほんとにここ? と疑いながら上がっていくと、普通のアパルトマンらしき扉に、これまた控え目にミュゼの案内がありました。

開館時間だ、と思ってドアをノックすると、マダムが顔を出し「まだダメ!」といって再びドアをバタンと閉めてしまいました。
ええ~っ。客が来てるのに!?

でも、こんなことはこの国では珍しい事じゃないんですね~。めげないわよ。
しばらく待っていると、やっと開けてくれて、中に入ることができました。

中は、古いアパートそのままで、受付から奥の方に入っていくと、左の部屋が扇工房、右の部屋に歴代の扇が展示されていました。
マリー・アントワネットが持っていそうな華麗な扇子から、アジア風の扇子まで、どれもきれいな絵が描かれていました。

工房の方では、扇を作る機械や道具が散乱していて、ハンドメイドの扇がここで生まれるのかなーと実感。

最後に、また受付のあった部屋に戻ると、扇が販売されていました。
受付のマダムは、親切に扇の種類や作りなどを説明してくれました。

とっても小さくて目立たないミュゼ。開館時間は変更になることが多い気がするのでご注意くださいね。

★Musee de l’Eventail
Atelier Hoguet, 2, boulevard de Strasbourg ,75010 Paris
+33 42 08 19 89
最寄駅:Strasbourg-Saint Denis
annehoguet.fr

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