「ヌーヴェル・ヴァーグ」といえば、フランス語で新しい波。
1950年代終わりから60年代の映画界に革命を起こした運動、ということは、映画好きじゃなくてもなんとなく知ってますよね。
そのヌーヴェル・ヴァーグを代表するのが、『大人は判ってくれない』のフランソワ・トリュフォーと、『勝手にしやがれ』のジャン=リュック・ゴダール。
この二人のドキュメンタリー映画が、『ふたりのヌーヴェルヴァーグ~ゴダールとトリュフォー』です。
題名は、そのまんまって感じですね。
一緒に映画制作まで行った盟友だった二人。
しかし、徐々に二人の映画の方向性が食い違い、友情も冷えて行く・・・。
この映画では、当時の二人や、『大人は判ってくれない』でデビューしたジャン=ピエール・レオーなどの、貴重な映像がふんだんに使われているそうです。
1984年に亡くなった、トリュフォーのことを語るゴダールの今の肉声も聞くことができ、その悲痛な声に胸を打たれるとか。
実は、私はどちらかというとコメディやアメリカ映画が好きなので、フランス映画には詳しくないのです。
繊細なフランス映画に興味が出てきたのは最近のこと。
少し大人になったのかもしれません(?)。
そんな無知な私でも、二人の監督の名や、代表作の名前は知っています。そして、ヌーヴェル・ヴァーグというものに、とても興味を抱いています。
なので、「ヌーヴェル・ヴァーグというものを知らなくても、感動できる映画だ」という映画評論家・山田宏一さんの言葉はきっと本当でしょう。
フランス映画がちょっとでも気になる人なら、余計感慨深く見られるに違いありません。
7/30(土)~9/2(金)、新宿K’s cinemaでロードショー。
前売り券は欧明社などで1,500円で発売中です。
★『ふたりのヌーヴェルヴァーグ~ゴダールとトリュフォー』
2010年製作/97分/フランス
原題:Deux de la Vague
監督:エマニュエル・ローラン
http://www.cetera.co.jp/nv/
*情報は、2011年の映画公開当時のものです。
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