Livres 書籍レビュー

文学

文学レビュー『べにはこべ』(バロネス・オルツィ)

フランス革命下で、フランス貴族をギロチンから救った謎の英国人、通称「べにはこべ」の暗躍を描いた古典名作がこの『べにはこべ』です。 作者のバロネス・オルツィはハンガリー生まれの英国籍を持つ女性なので、英文学ではありますが、フラ...
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文学レビュー『ルーヴルに陽は昇る』(レオ・マレ)

ハヤカワのポケット・ミステリの中から、原書がフランス語と思われる古い作品を見つけました。奥付を見ると、なんと昭和39年6月5日印刷、となっています。戦後の古典ミステリ、しかもパリを舞台にしたハードボイルド・ミステリーです。 ...
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文学レビュー『傷だらけのカミーユ』(ピエール・ルメートル)

ピエール・ルメートルの大人気小説、ヴェル―ヴェン警部シリーズの第3弾。そして、完結編です。 パリ警視庁犯罪捜査部の警部、カミーユ・ヴェル―ヴェンは、背が低いことでちょっぴり有名人。これまで、数々の難事件に挑んできました。 ...
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文学レビュー『わが母なるロージー』(ピエール・ルメートル)

ピエール・ルメートル著のヴェル―ヴェン警部シリーズ番外編です。 この『わが母なるロージー』は中編小説で、ヴェル―ヴェン警部が関わった、爆弾事件を描いています。 時系列では、第2作目の『その女アレックス』と3作目の『傷だ...
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文学レビュー『その女アレックス』(ピエール・ルメートル)

ピエール・ルメートルのヴェル―ヴェン警部シリーズ第2作目にして、大ヒットしたミステリーです。 日本では、1作目の『悲しみのイレーヌ』より先にこちらが翻訳出版されました。そのため、ネタバレになってしまっていたり、警察側の人間関...
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文学レビュー『ヌヌ 完璧なベビーシッター』(レイラ・スリマニ)

フランスでは、富裕層をのぞき、カップルは共働きが主流です。日本よりはるかに男女平等が進んでいるこの国では、男女問わず、しっかりと仕事を持ち、キャリアを積むのがステイタスのようです。 だからといって、子供を諦めたりもしません。...
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文学レビュー『悲しみのイレーヌ』(ピエール・ルメートル)

作品が映画化されるなど、フランスミステリー・サスペンス界をリードする、ピエール・ルメートルの小説です。 こちらは、カミーユ・ヴェルーヴェン警部が活躍するシリーズの1作目。日本では、2作目の『その女アレックス』の方が先に発行さ...
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『パリジェンヌの心のビタミン』

私がお手伝いした本が発行されました。『パリジェンヌの心のビタミン~波乱万丈もこわくない、心を強くスリムにしてくれる名言集』(畠山奈保美:著  六耀社:刊) ジャンヌ・ダルク、マリー・アントワネット、フランソワーズ・サガン、ジ...
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文学レビュー『ブラン・マントー通りの謎』(ジャン=フランソワ・パロ)

フランス発のミステリーをご紹介します。 『ブラン・マントー通りの謎』(L'Enigme des Blancs-Manteaux)は、ジャン=フランソワ・パロ著のニコラ・ル・フロック警視シリーズの第一弾にあたるものです。なんと...
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文学レビュー『夢でなければ(Et si c’etait vrai・・・)』(マルク・レヴィ)

原書 フランスにおけるフィクション部門で、かならず上位に入る作家、マルク・レヴィ。彼の処女作『夢でなければ(Et si c'etait vrai・・・)』を読んでみました。原書も持っているのですが…、途中まで読んで、話を早く知りたく...
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